“静学10番”MF古川陽介、「サッカー部引退しました」惜別ショット レアル中井卓大も労いの言葉
高校サッカー選手権を彩った静岡学園、8強でPK戦の末に敗退
第100回全国高校サッカー選手権を沸かせ、準々決勝で敗れた静岡学園(静岡)“10番”MF古川陽介が「サッカー部を引退しました」と惜別ショットをアップし、スペインの名門レアル・マドリードの下部組織フベニールA(U-19相当)に所属する18歳のMF中井卓大から「おつかれ!!」と労いのメッセージが寄せられている。
優勝候補と目された静岡学園で存在感を放ったのが古川だ。J1に昇格したジュビロ磐田入りが内定している3年生アタッカーは、華麗なテクニックを随所に発揮し、3回戦の宮崎日大(宮崎)戦では、ハーフウェーライン付近から敵を次々と抜き去り、ゴール前で華麗なキックフェイントから左足でシュートを沈める”30m超独走ドリブル弾”を叩き込み、セレッソ大阪の元日本代表MF乾貴士もSNS上で脱帽の声を上げていた。
2大会ぶり3回目の優勝を目指した静岡学園は準々決勝で関東第一(東京B)にPK戦の末に敗れて涙をのんだ。SNS上では「古川くん」がトレンド入りするなど話題を集めたなか、古川が「静岡学園サッカー部を引退しました」と報告し、自身のインスタグラムを更新した。
「このチーム、学校に来れて本当に良かったと思える3年間でした。関わった全ての人に感謝してこれからも謙虚に努力していきます。たくさんの応援が本当に力になりました。ありがとうございました! 来シーズンからはもっと厳しい世界が待っていると思いますが、腐らず、常に向上心を持って色々なものを吸収していきます。これからも応援よろしくお願いします。 #高校サッカー #引退 #ジュビロ磐田」
投稿では、古川のガッツポーズ姿に加え、思い出の写真などが並ぶ。コメント欄ではレアルの下部組織フベニールAに所属する中井から「おつかれ!!」とメッセージが寄せられており、拍手の絵文字も届いている。
ファンから「おつかれさまでした」「プロでも頑張って!」「めちゃかっこ良かったです」などコメントが続々と寄せられており、大会を彩ったテクニシャンの投稿が反響を呼んでいるようだ。