“ガラスのボランチ”もアウト! 野戦病院のドイツ、準決勝フランス戦へまた主力失う
ケディラが下腹部故障… フンメルス出場停止、ゴメスやシュバイニーの負傷に続き大ピンチ
ドイツ代表MFサミ・ケディラ(ユベントス)が、下腹部の故障で欧州選手権(EURO)準決勝フランス戦を欠場することが決まった。ヨアヒム・レーブ監督が、キャリアで故障に苦しんできた“ガラスのボランチ”の欠場を明言した。
優勝候補と目されるドイツは、今大会2得点のFWマリオ・ゴメス(フィオレンティーナ)は肉離れで今大会の欠場が確定。DFマッツ・フンメルス(バイエルン)は累積警告で出場停止となり、主将のMFバスティアン・シュバインシュタイガー(マンチェスター・ユナイテッド)も故障で欠場の危機となっており、優勝候補筆頭が最大の試練の時を迎えた。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
記者会見でレーブ監督は、非常事態を宣言した。
「イタリアとの120分間の戦いは傷跡を残した。ゴメスは残り日程を欠場する。ケディラも木曜日に出られない。記念すべき決勝で戦うためには、できるだけのことをしなければいけない」
ケディラは延長PK戦の死闘を乗り越えた準々決勝イタリア戦開始15分で痛みを訴え、ピッチを退いていた。2013年11月には右膝前十字靭帯断裂の重傷など、キャリアで数々の故障に苦しんできた中盤の要の欠場が決まった。
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