リバプール、“1月補強”不要論を現地メディア主張 「これこそクロップがパニック・バイをしない理由」

リバプールを率いるクロップ監督【写真:AP】
リバプールを率いるクロップ監督【写真:AP】

サラーやマネが不在の1月、リバプール専門サイトが補強の必要性なしと分析

 イングランド1部の強豪リバプールは、前線の中心選手であるエジプト代表FWモハメド・サラーとセネガル代表FWサディオ・マネがアフリカネーションズカップのためにチームを離れるが、リバプール専門サイト「リバプール・コム」では、1月の補強をすべきではないとしている。

 アフリカ王者を決める大会は1月9日から2月6日の期間で開催される。最大で約1か月の不在となるだけに、ほぼ同時期に開いている冬の移籍市場でアタッカーを獲得する可能性は常に報じられてきた。

 一方、記事では「1月の移籍市場がオープンし、ユルゲン・クロップにとって魅力的な機会を提供する。だが、その魅力にもかかわらずリバプールは移籍市場を完全に回避するほうがいいだろう。その正当な理由がある」として、このタイミングでの補強をすべきでないとした。

「クラブにはまだ、攻撃陣がたくさんいる。ディオゴ・ジョタはどちらのサイドでもプレーできる。ロベルト・フィルミーノは次のプレミアリーグの試合までには隔離期間を終えているだろうし、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、南野拓実、カーティス・ジョーンズといった面々は前線3人でプレーするのに有効な選択肢だ。サラーやマネが不在の間のプレミアリーグの試合をリバプールが乗り切るには十分すぎるほどで、これこそがクロップがパニック・バイをしない理由だ」

 移籍市場の最終日などに、予定していた補強をできなかったクラブがさほど効果的でない獲得劇を見せることを「パニック・バイ」と呼ぶことがあるが、リバプールの現状は南野も含むアタッカー陣の存在を考えれば、その必要がないとしている。

 また、こうしたリバプールのような主力不在のクラブに対しては「売り手が強気に出る」という要素を挙げた。「クロップの下でプレーする選手には、彼のゲーゲンプレスに慣れ、複雑なシステムに自分のプレーを適応させる時間が必要だ」と、補強に即効性が薄いことも指摘した。

 南野にとっては勝負の期間とも言える1月だが、大物の新戦力を獲得する可能性が高くないことはポジティブな要素となりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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