「十分な右SBは冨安しかいない」 アーセナルの補強戦略、英メディアが獲得候補に挙げたのは?
ブライトンのDFランプティ獲得の可能性に英メディアは言及
イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋は、今季からの加入で完全にレギュラーを獲得している。それにより、右サイドバック(SB)の補強戦略は変化したと、英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。
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冨安は昨年の移籍市場最終盤で、イタリア1部ボローニャからアーセナルに移籍した。イタリア時代と同様に右SBでの起用が中心になり、対人の強さとサイズがありアップダウンできるところが重宝されている。
それにより、スペイン1部ベティスに期限付き移籍中のスペイン代表DFエクトル・ベジェリンは、そのまま来夏にはアーセナルに戻らず完全移籍になる方針だという。
そして、「リーグ戦の上位を狙おうというチームに十分な右SBは冨安しかいない。右SBをカバーしているのは(ポルトガル代表DF)セドリック・ソアレスと(イングランド代表DF)カラム・チェンバースだが、2人ともアーセナルが主要なトロフィーを争うようなレベルにはない」と、冨安が高く評価される一方で、アーセナルの右SBは駒不足だと指摘されている。
そうした状況に、アーセナルはブライトンのイングランド世代別代表で常連だったDFタリク・ランプティの獲得が浮上しているという。その理由として、「このイングランド人DFはオーバーラップを非常に得意とする、冨安とは違ったタイプだ。質の劣る相手との試合では右SBに起用し、アーセナルが攻撃面でより危険な存在となるようにすることができるだろう」という点が挙げられた。
守備面と総合力が高く評価される一方で、攻撃力に優れた同ポジションの選手獲得が浮上し、英メディアでも推奨されている。プレミアリーグの名門でプレーすることの厳しさを表しているとも言えるが、冬の移籍市場で冨安とポジション争いをする選手が加入することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)