「史上最も美しい」 野洲高の“伝説のゴール”、華麗な連係弾へ「衝撃」「鮮やかすぎ」の声

第84回大会の野洲高のゴールは今もなお語り継がれる(写真はイメージです)【写真:中戸川知世】
第84回大会の野洲高のゴールは今もなお語り継がれる(写真はイメージです)【写真:中戸川知世】

2005年度大会の決勝で鹿児島実業相手に圧巻の連係弾が炸裂

 第100回全国高校サッカー選手権は1月4日に準々決勝が行われ、ベスト4に進出する4校が決定。1月8日に準決勝が行われる。今大会も数々の名シーン、注目プレーが生まれているなか、「高校サッカー史上最も美しい」と言われる第84回大会の野洲高(滋賀)のゴールを振り返る。

 ゴール誕生から16年が経過した今も、伝説として語り継がれているのが、野洲が2005年度の高校選手権・決勝で鹿児島実業(鹿児島)相手に見せた華麗な連係弾だ。

 1-1で迎えた延長後半8分、自陣ペナルティーエリア内でボールを奪った野洲は、スムーズなパス回しからDF田中雄大が鋭いサイドチェンジで右サイドのMF乾貴士(現セレッソ大阪)へ展開する。会場がどよめくなか、乾がカットインからノールックでヒールパス。これをMF平原研が右サイドを走るFW中川真吾へ送り、中川はダイレクトで中央にクロスを供給。最後はファーサイドにフリーで走り込んできたスーパーサブのFW瀧川陽が右足で押し込み、鮮やかにネットを揺らした。

 一世を風靡したセクシーフットボール。「野洲旋風」の象徴とも言える連係弾は、「高校サッカー史上最も美しい」と言われ、今大会期間中にもSNS上で「野洲高校のセクシーフットボールの優勝は衝撃だった」「鮮やかすぎるゴール」などと称賛の言葉が送られている。

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