悪童、小皇帝に続き、フンメルスが犠牲者に… 勝利の代償に大一番で出場停止となった悲劇の主人公とは
スアレス、バラック、カニージャらが過去のビッグステージで涙
激闘が続く欧州選手権(EURO)だが、準々決勝ではドイツ代表DFマット・フンメルス(バイエルン・ミュンヘン)、ウェールズ代表MFアーロン・ラムジー(アーセナル)ら欧州4強代表チームの主力がイエローカードを受け、チームの勝利と引き換えに累積警告で準決勝は出場停止となってしまった。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」では過去の国際大会で同様の悲劇を味わった名選手たちを紹介している。
ここ近年での代表例は、2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)のウルグアイ代表FWルイス・スアレス(バルセロナ)だ。決勝トーナメント1回戦・韓国戦で2得点を挙げて勝利に貢献したスアレスは、続く準々決勝ガーナ戦で1-1のまま迎えた延長戦終了間際、FWドミニク・アディアーの決定的なヘディングを手ではたき出し、決定機阻止で一発退場となって涙を流した。
この後ガーナはFWアサモア・ギャンがPKを外し、PK戦でもウルグアイが勝利する超劇的な展開となったが、準決勝オランダ戦ではゴールゲッターのスアレス不在の影響は大きく、2-3で敗れた。