セルティックOB、日本人選手がもたらす“Win-Win”の関係に注目 「古橋によって大金を獲得する日もそう遠くはない」

(左から)旗手怜央、古橋亨梧、前田大然、井手口陽介【写真:Getty Images & AP & 高橋 学 & 小林 靖】
(左から)旗手怜央、古橋亨梧、前田大然、井手口陽介【写真:Getty Images & AP & 高橋 学 & 小林 靖】

クリス・シモンズ氏は日本の市場を知る監督の存在は「アドバンテージ」と言及

 スコットランド1部セルティックは、冬の移籍市場が開くと即座に日本人3選手を同時獲得。すでに昨夏に加入していたFW古橋亨梧を合わせると、4人の日本人選手が所属するクラブになった。この動きについて、セルティックOBのクリス・シモンズ氏は「新しい才能の金鉱を発掘することにつながる」と話した。

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 セルティックは昨夏、横浜F・マリノスを率いていたアンジェ・ポステコグルー監督が就任。それに合わせるようにヴィッセル神戸から古橋を獲得した。そして、約半年間で古橋は公式戦16ゴールと大ブレイクを見せている。

 その流れから、冬の移籍市場では横浜FMからFW前田大然、川崎フロンターレからFW旗手怜央、ガンバ大阪からMF井手口陽介を獲得した。シモンズ氏は「スコットランドのクラブにとって、日本やその他のアジア地域は、常にほとんど未開拓の市場だ。(元日本代表MF)中村俊輔の存在は規格外のものであり、すでにヨーロッパで経験を積んでいた」と指摘。しかし、セルティックにとっての日本が違った意味を持つ存在になると話している。

「その地域のマーケットを熟知している監督を採用したことが、彼らが持っているアドバンテージだ。彼は、セルティックが新しい才能の金鉱を発掘するのを助けることができるだろう。(ウクライナの強豪)シャフタール・ドネツクは過去20年間、才能ある若いブラジル人と継続的に契約を結び、彼らを育て、そして莫大な利益のために彼らを売却するという方法を取ってきたが、もはやそれは芸術の域に達してきた。

 日本にはサンパウロやリオデジャネイロのように才能豊かな選手が多く眠っているわけではないだろう。しかし規模が小さいとはいえ、同じ原則が適用される。誰もセルティックに、1年おきに6人の若いブラジル人と契約しろとは言わない。若い才能を発掘する能力こそが重要なのだ。もし、セルティックが正しい供給ラインを確立し、才能ある日本の若手を2、3人でも頻繁に獲得することができれば、それは大きな利益をもたらすだろう」

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