湘南内定の阪南大高FW鈴木章斗、3回戦敗退も7得点で大会得点王の可能性 プロ入りへ「切り替えていかないとダメ」
3回戦の青森山田戦で1ゴールも1-3で敗戦
第100回全国高校サッカー選手権は1月2日に首都圏4会場で3回戦が行われ、卒業後の湘南ベルマーレ入りが内定している阪南大高(大阪)の3年生FW鈴木章斗は、青森山田(青森)を相手に1ゴールしたものの、チームは1-3で敗戦。今大会7ゴールで姿を消した。
阪南大高は1回戦で丸岡(福井)に3-0、2回戦で奈良育英(奈良)に8-0で大勝してきた。そのなかで、鈴木は2試合で6ゴールと活躍し、3ゴールで並ぶ選手たちを抑えて得点ランキングのトップに立って3回戦を迎えた。
しかし、高校年代の3冠を狙う強豪を相手にしたゲームは、後半12分までに0-3のビハインドと苦しい展開に。それでも同18分、ロングスローのこぼれ球に鈴木が右足を伸ばして反撃の1点を決め「ロングスローは大阪府予選など今までやってこなかったけれども、チームとしてはチャンスじゃないかと思っていた。0-3でもあったし、気持ちで押し込むしかなかった」と振り返った。
その気持ちのこもったゴールがあったものの、チームは敗退。鈴木は「ここが1つの難関だと思っていた。2試合で結果を残せたのは個人としていいことだったけど、ここを勝たないと目標は達成できないと思っているので、まだまだ成長しなければいけないと思う」と話した。
中学時代にはガンバ大阪の下部組織で、サイドの選手としてプレーしていただけに、高校生になっての転機を「いろいろあったけど、一番はポジション変更」と振り返る。8強に進出したチームは力の拮抗した相手との3試合となるだけに、7ゴールは得点王を獲得できる可能性も十分にある。今後のプロ入りに向け、「切り替えていかないとダメ。一から始まるので、自分をアピールしたい」と、気持ちを新たにしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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