阪南大高は「打倒・青森山田」に燃える

「青森山田を倒して優勝するという気持ちは強い。その上で大会得点王にもなりたい」

　大会前、鈴木はこう決意を口にしていた。その意思が実現するチャンスが巡ってきた。

　一方の青森山田も、「どの相手にも一戦一戦全力でぶつかることに変わりはない」とキャプテンの松木が語ったように、王者だというおごりは一切ない。むしろ2大会連続で準優勝という悔しさを糧に這い上がってきているという気持ちを全員が持っているからこそ、隙が生まれない。

　青森山田の堅守が阪南大高の攻撃陣を封じ切るのか。全国ナンバーワンの守備から攻撃の切り替えの速さを駆使して阪南大高を圧倒するのか。それとも阪南大高が王者を打ち砕くのか。もしかすると乱打戦にもなるかもしれない。

　いろんな展開が想定される一戦は、多くの人にぜひ注目してもらいたい、非常に楽しみな一戦だ。

●3回戦その他の注目カード
桐光学園（神奈川）×帝京長岡（新潟）
関東一（東京B）×矢板中央（栃木）

●注目選手
桐光学園（神奈川）
MF三原快斗（3年）

矢板中央（栃木）
GK藤井陽登（3年）

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