手倉森J攻守のキーマンが掲げるリオ五輪“躍進プラン” 「OA3選手の融合」と「初陣勝利」
浦和所属の”主将”遠藤とオーバーエイジの興梠が、意気込みを語る
浦和レッズからリオデジャネイロ五輪日本代表に選出されたMF遠藤航とオーバーエイジ枠のFW興梠慎三が3日に記者会見を開き、本大会への意気込みを語った。遠藤は「必ずメダルを獲得して帰ってきたい」、興梠は「オーバーエイジという責任感と日本代表という誇りを持って、オリンピックを全力で戦いたい」と、1968年メキシコ大会以来のメダル獲得を目指す戦いを見据えている。
本大会ではナイジェリア、コロンビア、スウェーデンと各大陸の強豪チームと対戦する。2人は「最も大切なのは初戦のナイジェリア戦」との共通の見解を示した。
「本戦になれば、どのチームも強いチームばかり。相手どうこうではなく、日本らしいサッカーをするのが手倉森さんのスタイル。選手はそこを貫いて、日本らしいサッカーをしたい。どこも厳しい相手ですけど、自分は初戦のナイジェリア戦が一番大事だなと思っている」(興梠)
「まずは初戦にしっかりと勝つことが大事というイメージをしている。ナイジェリアは身体能力を生かした上で、南アフリカよりもボールを動かせると聞いている。その対策が必要だと思う。その初戦を勝てれば、コロンビア、スウェーデンと波に乗って行ける。どの相手も大事ですけど、初戦を勝つことだけを考えています」(遠藤)
オーバーエイジとしてチームに加わる興梠には、U-23世代のチームに溶け込んでいくという課題がある。キャプテンを務める遠藤は「実際にプレーするのが一番コミュニケーションとしてはいい」と話しつつ、「まずはLINEのグループにオーバーエイジの3人を入れたい」と冗談を交えて話した。また、興梠は「なかなか年下としゃべるのが苦手というか、自分も分からない」と苦笑いしたものの「たまには厳しく、たまには優しく接していきたい」と、大会直前に30歳になる大人としての振る舞いを見せると話した。