優勝候補・青森山田、選手権初戦を順当突破 後半6発のゴールラッシュで大社に6-0快勝
2回戦から登場の優勝候補・青森山田が後半6ゴールと圧倒
第100回全国高校サッカー選手権は12月31日に首都圏8会場で2回戦の試合が行われ、駒沢陸上競技場の第1試合で優勝候補の青森山田(青森)が大社(島根)に6-0で快勝し、順当に初戦を突破した。
青森山田は今年度、インターハイと高円宮杯U-18プレミアリーグEASTを優勝。この選手権と合わせての3冠を狙う。1年時から出場のMF松木玖生がFC東京、MF宇野禅斗は町田ゼルビアに内定とタレントが揃っている。
前半は風上に立った大社が健闘を見せた。青森山田の攻撃回数が多くなるなかでもしっかりと耐えてカウンターを狙った。両チームともラストパスさえ通れば決定機という場面もあったが、0-0のまま前半を終えた。
後半に入ると青森山田が力を見せた。まずは後半3分、コーナーキックからゴール前での混戦が生まれると、FW名須川真光が押し込んで先制に成功。すると勢いに乗った青森山田は、松木のミドルがゴールポストに直撃するなど圧力を強め、同13分にはこぼれ球を拾ったMF田澤夢積がそのままテクニックあるドリブルで突破し、左足を振り抜いて追加点。あっという間に2-0のリードを奪った。
その後も青森山田が攻め込んだが、シュートがクロスバーやゴールポストを直撃して追加点を奪えない。大社は同27分、ゴール前で鮮やかなパスワークを見せてMF島貫心がGKと1対1になったが、青森山田のGK沼田晃季がファインセーブ。逆に、そこからの流れで反撃に出た青森山田は1分後、ラストパスを受けた松木が飛び出してくるGKをかわすテクニックの高いシュートを決め、さらに同39分には途中出場のFW小湊絆、同アディショナルタイムには宇野と小湊が追加点で6-0と突き放した。
直近の5大会で4回も決勝に残っている青森山田は、順当に初戦を突破。年が明けて1月2日の3回戦では、奈良育英(奈良)と阪南大高(大阪)の勝者と対戦する。
(FOOTBALL ZONE編集部)