「日出ずる国で生まれた」 高校サッカー選手権で史上最長PK? 約40秒“珍PK”に海外衝撃
流通経済大柏DF田口空我のPKシーンに海外メディアが注目
第100回全国高校サッカー選手権の1回戦で「世界で最も長いPK」と注目を浴びるワンシーンが生まれた。流通経済大柏DF田口空我のキックに海外メディアが注目し、「史上最長のPK?」「キャプテン翼でさえ、そんなに時間はかからない」と話題を呼んでいる。
注目を集めているのは12月29日にフクダ電子アリーナで行われた1回戦、流通経済大柏(千葉)対近大和歌山(和歌山)の一戦だ。試合は1-1のまま前後半80分で決着がつかずPK戦へ突入。流通経済大柏の2人目、DF田口がキッカーで登場した。
ボールをセットし、主審が笛を鳴らす。田口は構えたまま10秒近く様子を窺い、動き出したかと思うと細かくステップを刻んでゆっくりとボールに近づく。大きなステップを時折挟みながらも時間をかけ、40秒近く要したPKを成功させた。
試合は最終的に5-4で近大和歌山が勝利したものの、海外メディアは田口のPKに注目。スペイン紙「マルカ」は「世界一長いPK。キャプテン翼でも、そんなに時間はかからない」と、日本の人気漫画「キャプテン翼」を引き合いに出して紹介。また、中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」も「史上最長のPK?」と特集。「日出ずる国の高校サッカーで生まれた」と高校サッカー選手権のワンシーンを取り上げ、「1人の選手がPKを蹴るまでに30秒以上かかった」と伝えている。
高川学園(山口)の“5人手つなぎ珍FK”が注目を浴びていたなか、流通経済大柏DFのロングPKも海外に驚きを与えたようだ。
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