涙のPK戦でEURO8強敗退のイタリア 地元メディアが最高点で讃えたのは「偉大な仕事」の代役アンカー
ダルミアン、ザザ以外は軒並み高得点
そして、コンテ監督にも「7点」をつけ、このチームは彼のパーソナリティーそのものだと評している。
「いつも通り、最高の準備をして試合に臨んだ。このチームの性格は、彼そのままだ。どんな時も、最後まで決して諦めない集団を作り上げた」
このEUROが開幕する前のシーズン終盤で、MFマルコ・ヴェラッティ(PSG)とMFクラウディオ・マルキージオ(ユベントス)というワールドクラスのゲームメーカーを相次いで負傷により欠場を余儀なくされた。さらには、大会前の国内合宿でMFリッカルド・モントリーボまで負傷で離脱した。そして、この独戦を前にデロッシが負傷し、モッタが出場停止と、最後の最後までプレーメーカーが悩みの種になった。
それでも、コンテ監督率いるイタリアは組織力でタレント不足という評判を覆した。ドイツとの大一番はPK戦の末に敗退となったが、イタリアメディアの採点が示す通りに、100パーセント以上の力をピッチに注ぎ込んだハードワークの結晶とも言えるチームは、伝統国イタリアここにありという姿を示して大会を去っていった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2