涙のPK戦でEURO8強敗退のイタリア 地元メディアが最高点で讃えたのは「偉大な仕事」の代役アンカー

ラツィオMFパローロが7・5点

 欧州選手権(EURO)準々決勝でPK戦の末に涙をのんだイタリア代表の奮闘を、地元メディアは称えている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、1-1で延長を終えPK戦5-6で惜敗したドイツ戦の採点を公開。アンカーの位置で奮闘したMFマルコ・パローロ(ラツィオ)にチーム最高の「7.5点」を与え、他の選手にも軒並み及第点を与えて労をねぎらっている。

 このゲームで、イタリアはこれまでのゲームで3ボランチの中央を務めてきたMFダニエレ・デロッシ(ASローマ)が欠場。さらに、同ポジションのMFチアゴ・モッタ(パリ・サンジェルマン)が出場停止になるという緊急事態に、アントニオ・コンテ監督はパローロのポジションをシフトすることで対応した。不慣れなポジションにも穴を感じさせず、1試合を走り切った働き者を絶賛している。

「7・5点 普段はデロッシが務めるポジションで偉大な試合をした。ピッチ上を動き回ったうえに、ほとんどミスもなかった。PKもしっかり決めた」

 また、PK戦で敗者となってしまったGKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)にも「7点」の高評価を与えている。

「エジルのゴールに彼の責任はない。素晴らしいセービングでイタリアのゴールを守っていた。PKで、彼はできる限りのことをした」

 及第点とされる6点未満の評価になったのは、後半終了間際に途中出場して最後はPKを外してしまったMFマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・ユナイテッド)の「5.5点」と、延長後半終了間際にピッチに送り込まれたFWシモーネ・ザザ(ユベントス)の「採点なし」の2名のみだった。

 

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