アーセナル冨安は「目を引く存在」 強豪クラブでの適応力を“名DF”絶賛「非常に印象的」
OBリー・ディクソン氏、加入後の活躍ぶりに賛辞「疑いの余地はない」
プレミアリーグの強豪アーセナルのレジェンドである元イングランド代表DFリー・ディクソン氏が日本代表DF冨安健洋について「非常に印象的」とその活躍を称えている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
ディクソン氏は1988年から2002年までアーセナルでプレー。右サイドバックのレギュラーを務め、2度のプレミアリーグ制覇に貢献した。1990年代にトニー・アダムス、マーティン・キーオン、ナイジェル・ウィンターバーンとともに形成した堅守の4バックは「フェイマス4」とも称されていた。
そんなクラブのレジェンドが今季ボローニャから加入した日本代表DFを称賛している。加入当時はイングランドでまだ無名だった冨安の獲得を疑問視する声が上がっていたが、第4節ノリッジ・シティ戦でのデビューから15試合連続スタメンを飾るなどミケル・アルテタ監督の信頼を掴み、レギュラーに定着。安定したパフォーマンスは評価が高く、今季のプレミアリーグで最高の新加入選手の1人として名前が挙がるほどだ。
ディクソン氏は「彼は間違いなく目を引く存在だと思う。疑いの余地はない」と冨安が与えたインパクトの大きさを認め、課題はあるとしながらも賛辞の言葉を並べている。
「彼はボールを持って出ていくプレーが非常に得意だ。MFやFWとの連係プレーも素晴らしい。ピッチを上下動する動きも素晴らしいアスリートで、空中戦も強い。
守備やポジショナルプレーに関してはまだ課題がある。でもそれは私が見てきたほとんどのサイドバックも同じだ。時間をかけ、ベンホワイトとの関係性を深めれば解決できるはずだ」
ディクソン氏はここまでの冨安のプレーぶりについて「非常に印象的なものだった」と手放しで称賛している。加入から3か月ですでにチームに欠かせない存在となった適応力の高さはクラブのレジェンドからもお墨付きをもらった。チームメイトとの連係を深めればさらなるステップアップを遂げることができそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)