鋭い反応で死闘に終止符を打った“世界最強GK” 9人目までもつれたPK戦は「永遠に記憶に残る」

ドイツをEURO準決勝に導いたノイアー イタリアとの激闘は「ドラマ」

 世界最高の守護神と呼ばれる男が大一番でも輝いた。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)は、欧州選手権(EURO)準々決勝のイタリア戦、9人目までもつれたPK戦では5人目のDFレオナルド・ボヌッチ(ユベントス)と9人目のDFマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・ユナイテッド)のキックを読み切ってセーブを披露。PK戦6-5の勝利に貢献して、マン・オブ・ザ・マッチに選出された。

 試合後のインタビューでは「永遠に記憶に残る」と振り返っている。数々の大舞台を経験してきたノイアーにとっても、これまでの激闘は初めての経験だったようだ。英サッカー情報サイト「Squawka」が報じている。

 これまでメジャートーナメントで4分4敗と、イタリアの壁を破ることができなかったドイツ。この日も120分間で決着は尽かず、記録の上では引き分けとなったが、EURO、ワールドカップのノックアウトステージでイタリアを初めて下し、次ラウンドへの進出を決めた。互いに9人目までもつれ込んだPK戦ではドイツが3人、イタリアが4人も失敗する異例の展開。ノイアーも薄氷の勝利に胸を撫で下ろした。

「ペナルティーはドラマだった。そう認めざるをえない。これだけたくさんの選手が(PKを)失敗するのは、見たことがなかった。永遠に記憶に残るだろうね」

 

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