「私は優勝を目指しますとは言わない」 FC東京アルベル新監督が掲げる自らの「使命」

FC東京の監督に就任したアルベル氏【【写真:Getty Images】
FC東京の監督に就任したアルベル氏【【写真:Getty Images】

クラブ公式サイトのインタビューで「FC東京を育てること」を使命と明言

 2022年シーズンから指揮を執るFC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ新監督が、クラブ公式サイトのインタビューで、攻撃陣への期待を語っている。

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 FC東京は12月10日、今季J2アルビレックス新潟でリーグ6位の成績を残したスペイン人のアルベル監督の新指揮官就任を発表した。

 スペイン1部FCバルセロナの元スカウト、元アカデミーコーチ・ダイレクターとして名門を支えた経歴を持ち、日本代表MF久保建英(マジョルカ)やスペイン代表FWアンス・ファティ(バルセロナ)を発掘して下部組織に入れたアルベル監督。クラブ公式サイトのインタビューで、FC東京で目指すチーム作りについて触れている。

 FC東京は昨季、総得点49はリーグ5位。FWディエゴ・オリヴェイラが13得点、MFアダイウトンが9得点、MFレアンドロが7得点とブラジル人トリオが攻撃を牽引した。アルベル監督は、アタッカー陣に期待を寄せている。

 アルベル監督は「東京の人々のためのクラブであるFC東京を育てること」を自らの使命に掲げる。

「日本では誰もが『優勝を目指します』と言うことには驚きました。私はそんなことは言いません。誰よりも負けることが嫌いで、勝ちにこだわる人間ですが、約束できるのは、明確なプレースタイルを植え付け、常に優勝争いに関われるだけの力を備えさせ、クラブを成長させること。アカデミー出身の選手を重視し、質の高い外国籍選手を補強し、私のプレースタイルに適した選手を補強しながら継続的に成長していく。FC東京はまだ、J1でトップレベルの経営規模ではありません。現在のプロサッカー界は、経営規模でトップを争えないクラブが常に優勝を狙えるほど簡単な世界ではありません。ただ、チームが、クラブ全体が継続的に成長すれば、経営規模の成長も促すことができます」

 アルベル監督が、バルセロナ色を交えながら、どのように首都クラブのFC東京を改革していくのか、興味深い。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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