「GKはもっともっとヒーローになれる」 東口順昭が小・中学生に伝えたい「リアル」
自分の経験を共有したいと熱い思いをSNSに投稿
J1ガンバ大阪のGK東口順昭は、日本を代表する守護神だ。来年1月にGKクリニックを開催する予定のなかで、「自分が感じ、学んだ『リアル』を将来のプロであるみんなに伝えることができたなら、GKはもっともっとヒーローになれる」と呼び掛けている。
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7歳からサッカーを始め、中学時代はG大阪ジュニアユースでプレーした東口。新潟経営大在学中にアルビレックス新潟の特別指定選手となり、翌年に新潟とプロ契約を結んだ。
2013年12月、ジュニアユース時代を過ごしたG大阪へ移籍。移籍後は、リーグ戦全試合にフル出場、クラブ新記録となる14試合連続完封試合を記録するなど、2014年の国内三冠達成や、天皇杯連覇(14、15年)に大きく貢献した。21年11月3日にJ1通算350試合出場と100完封を達成し、35歳となった今もリーグトップクラスのパフォーマンスを披露している。
2022年はプロ14年目を迎えるなか、1月4日にGKクリニックを開催予定。自身のインスタグラムに「みんなと一緒にトレーニングできるのがもの凄く楽しみです。自分の経験から感じた事をみんなと共有したいと思ってます。一緒に楽しくトレーニングしましょう」と綴り、メッセージを発信した。
「中学生の頃、ミスジャッジが原因で失点し負けてしまった。『悔しい』『恥ずかしい』『チームのみんなに申し訳ない』。そんな気持ちで何日も眠れない夜を過ごした。その時の悔しい気持ちは、今も忘れられない。何万本もシュートを打たれ、何百点と失点してきた。止めた数は覚えていないけど、入れられた悔しさは練習を含めて忘れることはない。サッカーにおいて唯一無二のポジションであるGK。自分が感じ、学んだ『リアル』を将来のプロであるみんなに伝えることができたなら、GKはもっともっとヒーローになれる。みんなと一緒にトレーニングできる日が楽しみだ」
東口の経験が小学生・中学生に還元されていくことは、日本サッカー界の未来にも意義あることだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)