「戦術面で最高レベル」の死闘を制したドイツ監督 “天敵”退けEURO&W杯で6大会連続4強進出
両チームの健闘を称えたレーブ監督 「ドラマティックだった」
欧州選手権(EURO)準々決勝でPK戦の末にイタリアを下したドイツのヨアヒム・レーブ監督は、「ドラマティックだった」と激戦を振り返った。英公共放送「BBC」がコメントを報じている。
後半20分にMFメスト・エジル(アーセナル)のゴールでドイツが先制。同33分にイタリアDFレオナルド・ボヌッチのPKで同点とされると、その後は延長でも決着がつかずにPK戦へ突入。9人目までもつれ込んだ末に、6-5でドイツが激闘を制した。
レーブ監督はこの試合で、今大会初となる3バックシステムを採用してイタリアとの対戦に臨んだ。両者堅い守備を築き、得点シーン以外には決定機と呼べるシーンはほとんど見られないほど拮抗した一戦となった。試合後、指揮官は両チームの健闘を称えている。
「ドラマだ。延長戦までもつれ、両チームは戦術面で最高レベルだった。ペナルティーの失敗も含めてドラマティックだった。我々はラッキーだったよ」
PK戦では、先制点のエジルや百戦錬磨の主将MFバスティアン・シュバインシュタイガー(マンチェスター・ユナイテッド)が失敗した。その一方で、サドンデス突入後には今大会でブレーク中の21歳DFジョシュア・キミッヒやDFヨナス・ヘクターなどがきっちり成功させた。指揮官も「経験豊富な選手がミスし、若い選手が得点した」と振り返った。
page1 page2