J1神戸、元日本代表FW田中順也の退団発表 17年から5シーズン在籍「新たなチャレンジを楽しみにしています」
天皇杯優勝(19年)や富士ゼロックス・スーパーカップ制覇(20年)を経験
J1ヴィッセル神戸は12月27日、元日本代表FW田中順也との契約満了に伴い、2022シーズンの契約を更新しないことが決まったと発表した。2017年から5シーズン在籍した同選手は「僕自身はまた新たなチャレンジを楽しみにしています。また決まり次第報告いたします」などと声明を発表している。
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34歳の田中は、2010年に順天堂大学から柏レイソルへ加入。翌年にはキャリアハイとなる13ゴールを挙げるなど主力として活躍後、14年夏にポルトガルのスポルティングCPへ初の海外移籍を果たした。
16年に古巣の柏へ復帰後、翌年からは神戸でプレーし、今季までの在籍5年間で天皇杯優勝(19年)や富士ゼロックス・スーパーカップ制覇(20年)を経験。また日本代表として、国際Aマッチ4試合(0得点)に出場している。
退団決定を受け、同選手は「選手として、幸せな時間を過ごせたのも、支えてくれたチームスタッフの方々のおかげでした。ありがとうございました。僕自身はまた新たなチャレンジを楽しみにしています。また決まり次第報告いたします」と、声明を発表している。
■選手コメント
「こちらの公式発表の通り、僕のヴィッセル神戸での旅路が終わりをむかえました。5年間という素晴らしい時間をヴィッセル神戸サポーターと共に過ごせたことが、何よりも幸せでかけがえのない財産となりました。
特に2019年に天皇杯でヴィッセル神戸初のタイトルを獲得することができました。メリケンパークに集まってくれたサポーターの人たちと一緒に喜びを分かち合ったあの瞬間が忘れられない思い出です。
それから、今年の最終戦であるサガン鳥栖戦のラストタイムでゴールを取れたこと。5年間の思いが詰まったゴールになりました。試合に出たら必ずゴールかアシストをしたいと思っていたので、達成できて本当に嬉しかったです。そして試合後にサポーターが手拍子で応援歌を表現してくれたこと。最後の試合で自分の応援歌を聞けたことに本当に感動的でした。ありがとうございます。
あとは、沢山のパスを供給してくれた頼もしい仲間たちに本当に感謝したいです。いつ、いかなる時も、味方のサポートなしに自分のゴールはありません。素晴らしい選手たちと練習を共にし、過ごせた1日1日が幸せでした。ありがとうね。かわいい後輩たちの更なる成長と成功を願っています。
この5年間でヴィッセル神戸は少しずつ少しずつ、力を増し、ヴィッセル神戸のスタイルを確立できるようになってきました。その成長の過程を一緒に歩むことができたことはとても貴重な経験になりました。スタッフの方々のチーム作りに対する努力や修正力は本当に素晴らしかったと思います。選手として、幸せな時間を過ごせたのも、支えてくれたチームスタッフの方々のおかげでした。ありがとうございました。
僕自身はまた新たなチャレンジを楽しみにしています。また決まり次第報告いたします。 それでは、良いお年を~!! 」
2021年12月27日 田中順也
(FOOTBALL ZONE編集部)