早稲田大卒→就職→地域リーグ→J2岡山 異色DF杉山耕二の渾身“1330文字”メッセージが話題「なにこのコメント力」
東京ユナイテッドFCから岡山加入のDF杉山耕二、加入時のコメントに脚光
J2ファジアーノ岡山が12月26日、地域リーグ・東京ユナイテッドFC所属のDF杉山耕二が来季から加入すると発表した。早稲田大卒業後に一般企業へ就職し、「サッカーを失ったことでの虚無感」から一念発起。もう一度プロの道を目指したなかでプロ入りが決まり、クラブを通じて発表した「1330文字」の渾身メッセージが話題となっている。
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現在23歳の杉山は、三菱養和SCユースから早稲田大へ進学。大学卒業後は一般企業への就職を決断し、新たな道を歩んでいた。
しかし「約4カ月間、企業人として働く中で、理想と現実の乖離を感じ、サッカーを失ったことでの虚無感から、これから先の未来を鮮明に描けなくなりました」と当時を振り返り、もう一度プロサッカー選手を目指すべくサッカー界へと舞い戻った。
半年以上のブランクがあったものの、多くの人の助けを得て東京ユナイテッドFCに加入。そして岡山の練習参加を経て、今回の加入に至ったという。
「企業人からプロサッカー選手へ。もしかしたら聞こえがいいかもしれません。しかし、この決断をするにあたり、多くの方々を裏切り、ご迷惑もおかけしました」
杉山は悩み、葛藤し、そして自分の心を信じて決断した。
「私自身、華やかな経歴も特別な才能や能力も持ち合わせておりません。それでも、プロサッカー選手として、自分自身の想いや感情、情熱をプレー、言葉、行動、表情、自分の全てで表現して、多様な場面でクラブに貢献できるように『泥臭く、愚直に、謙虚に』、1日1日を積み上げていきます」
岡山加入の発表時、杉山は「1330文字」の渾身メッセージを発表。SNS上では、「異色の経歴の新人」「万雷の拍手で迎えたくなる人だ」「なにこのコメント力。将来のフロント幹部候補としても有望なんじゃない」「すごい地域リーグからJ2」など驚きの声が上がり、反響が広がっている。