「レアルが手放したのは間違い」 アーセナルで躍動、23歳“神童”の飛躍に海外注目
レアルから移籍のウーデゴール、アーセナル加入後に攻撃をリードする活躍ぶり披露
ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールは昨季レアル・マドリードからアーセナルに期限付き移籍し、活躍が認められて今季完全移籍した。白い巨人では出番が与えられなかったかつての神童は、今やアーセナルの攻撃をリードするキーマンの1人となっている。スペイン紙「マルカ」は「レアル・マドリードが彼を手放したのは間違いだったと思わざるを得ない」と23歳になったレフティーの活躍を特集している。
15歳でA代表デビューを果たすなどノルウェーの神童として頭角を表したウーデゴールは2015年に16歳でレアル・マドリード・カスティージャに加入。ヘーレンフェーンやフィティッセ、レアル・ソシエダへのローン移籍で経験を積みながら、いずれはトップチームの中心選手になることが期待されていた。
しかし、ジネディーヌ・ジダン前監督体制下では、タレント揃いのチーム内で十分な出場機会を得ることができず、今年1月にアーセナルへ期限付き移籍。加入直後から活躍し、ミケル・アルテタ監督からも高い評価を受けた。ローン契約満了で一度はレアルに戻ったが、夏の移籍市場でアーセナルへ完全移籍を決め、マドリードに別れを告げた。
今季はここまで公式戦19試合で4得点4アシストをマーク。特にプレミアリーグの直近6試合で3得点3アシストと強烈なインパクトを残し、FWブカヨ・サカ、MFエミール・スミス・ロウ、FWガブリエウ・マルティネッリといった同世代のタレントともにアーセナルの攻撃をリードしている。
スペイン紙「マルカ」はここ最近のウーデゴールの活躍ぶりに注目し、「レアル・マドリードが彼を手放したのは正しかったのか?」と特集。「彼はミッドフィールドでクリエイティブで重要な役割を担い、チームをプレミアリーグ4位に押し上げた」と23歳のレフティーがチームの中心選手となっていることを指摘した上で「現在の彼のパフォーマンスを見ると、レアル・マドリードが12か月前に手放したのは間違いだったと思わざるを得ない」と伝えている。
マドリードではくすぶっていたウーデゴールだが、ロンドンでは水を得た魚のように躍動している。レアル・マドリードはこの才能を手放したことを後悔することになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)