「トミヤスを模倣した」 アーセナル右SBが“全滅”…“代役DF”を英絶賛「エクセレント」
コロナ感染でDF冨安健洋ら4人離脱、代役を務めたDFホワイトが好プレー
アーセナルは現地時間12月26日にプレミアリーグ第20節でノリッジ・シティと対戦し、5-0で快勝した。新型コロナウイルス感染によって日本代表DF冨安健洋ら右サイドバック(SB)の選手が4人離脱する緊急事態のなか、代役を務めたイングランド代表DFベン・ホワイトのパフォーマンスが現地メディアで絶賛された。
前節リーズ・ユナイテッド戦で不動のレギュラーである冨安が右足を痛めて途中交代。筋肉系の負傷でノリッジ戦の出場が危ぶまれていた。その代役はポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、ユーティリティープレーヤーのイングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズが務めると見られていたが、ノリッジ戦直前にクラブ公式ツイッターでこの3選手のコロナ陽性が発表された。イングランド代表DFカラム・チャンバーズも先日コロナ陽性になっていたため、右SBの選手がことごとく欠場となった。
これを受け、ミケル・アルテタ監督は冨安に代わってDFロブ・ホールディングをスタメンに起用し、センターバックに配置。不動の右センターバックだったホワイトを右サイドにシフトして試合に臨んだ。サイドバックでのプレー経験もあるホワイトは与えられた役割を着実にこなし、5-0の完封勝利に貢献した。
英地元メディア「フットボール・ロンドン」の選手採点ではホワイトに対し、7点(10点満点)が付けられ、“冨安の代役”として高い評価を受けている。
「アーセナルの右SBを襲ったCOVID(新型コロナウイルス)の危機により、本職ではないポジションでのプレーを余儀なくされたが、オン・ザ・ボールでの高い能力を活かし、タケヒロ・トミヤスを模倣してうまく対処した」
英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙もホワイトに8点と高得点を付け、「エクセレントな試合を見せた。ポゼッション面で素晴らしく優れ、ノリッジに攻撃のチャンスを与えなかった」と安定したパフォーマンスが絶賛されている。
右SB全滅で次節マンチェスター・シティ戦(来年1月1日)に向けても不安が残るアーセナル。ホワイトを引き続きサイドで起用するのか。アルテタ監督の采配に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)