好機逃して「今の実力」と猛省 「チェッキーノ(射撃の名人)」本田がブラジル戦で成長の証しを示す!
アギーレジャパンの完成形
4-3-3というミランと同じシステムで右ウイングを務めた。チームで慣れ親しんだ戦術でもあるが、その強みに関しては、こう解説する。
「まずは中盤の3枚が逆三角形になっているという意味では、攻撃陣とボランチの1枚が、人数をひとりひとり多くしてポゼッションできる。そこはメリットとしてはある。それを今は生かし切れてはいないですけど、本当に強いチームは、このシステムでやった場合、後ろはゆっくり回す。その上で、できるだけ多くのチャンスをクリエイトする。そういう感じじゃないかなと思います」
完成形はまだ先にある。1次リーグ敗退に終わったブラジルワールドカップの失意を乗り越えた本田。その目には、この戦術の完成形が見えているのかもしれない。
残念ながらドルトムントMF香川真司は、マンチェスター・ユナイテッド所属時のリーグカップ初戦MKドンズ戦に続き、脳振とうで戦線離脱した。背番号「10」を欠くことになったが、本田と日本は、きょう11日、シンガポールへと渡り、14日にはブラジル代表と対峙する。そこで、王国相手に成長の証しを示すつもりだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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