「ユベントスはDNAを失った」 名手ブッフォンが元同僚C・ロナウドの“影響力”を指摘

ユベントスで共闘したC・ロナウドとブッフォン【写真:Getty Images】
ユベントスで共闘したC・ロナウドとブッフォン【写真:Getty Images】

グループとして機能していたチームが、圧倒的な個で変化したと指摘

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、10年以上にわたって世界最高の選手の1人として活躍を続けてきた。だが、その影響は必ずしもポジティブなものだけではないと、イタリア2部パルマの元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが語っている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。

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 ロナウドはスペイン1部レアル・マドリードを退団後、2018-19シーズンからユベントスに加入し、21年夏までプレーしていた。その期間、通算134試合に出場して101得点を挙げたが、その圧倒的な個の力はチームにさまざまな影響を及ぼすようだ。

 元チームメイトのブッフォンはこのように指摘している。

「ユベントスは、彼が加入した最初の1シーズン目に、チャンピオンズリーグ(CL)を優勝するチャンスがあった。その年、僕はパリ(・サンジェルマン)にいた。だから、何が起きたかは分からない。それでも、僕が戻ってから2シーズン、彼とともに仕事をした。僕と彼は良い関係を築けていたが、ユベントスはチームとしてDNAを失ったと思う。2017年にCL決勝に進出できたのは、チームとしての経験があり、まとまりあるユニットとしてうまくいっていたからだ。チーム内にポジションを奪い合う環境があった。だが、ロナウドがいたことで、それが失われたんだ」

 ロナウドという絶対的な選手がいたことにより、チーム内の競争が失われたと分析するブッフォン。ロナウドが在籍していた2020-21シーズンには、セリエAの連覇も途切れ、今シーズンも5位と苦戦が続いているが、果たして再び常勝チームに戻れるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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