堅守を誇ったアーセナルOB、冨安加入後の現ディフェンス陣を称賛 「突出している」
クラブのレジェンドであるキーオン氏がホワイトの成長を評価
イングランド1部アーセナルは夏の移籍市場で、多くの若手を獲得した。開幕直後は結果が出ずに補強で批判も浴びたが、復調するとともに評価は一変した。かつてアーセナルでプレーした元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏は、ブライトンから加入したイングランド代表DFベン・ホワイトを称賛するとともに、日本代表DF冨安健洋が加わったあとの守備陣を評価した。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。
ホワイトは移籍金5000万ポンド(約77億円)でアーセナルへ加入。開幕戦のブレントフォード戦(0-2)ではミスも見られ、多くの批判を浴びていた。しかし、移籍市場の最終日に冨安を獲得したアーセナルは、第4節以降、リーグ戦8試合無敗(6勝2分)と復調。現在は18節を終えて、10勝2分6敗でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得できる4位となっている。
伝統的に4バックを採用してきたアーセナルだが、1990年代にはDFトニー・アダムス、DFマーティン・キーオン、DFナイジェル・ウィンタバーン、DFリー・ディクソンの4人が君臨。彼らは、その堅守から「フェイマス・フォー」と呼ばれた。
今季のアーセナルは、ホワイトとDFガブリエルがセンターバック(CB)でコンビを組んだ15試合のうち、8試合を無失点で終えている。「フェイマス・フォー」の1人であるキーオン氏は、このコンビを含む4バックを称賛した。
「彼(ホワイト)とガブリエルのコンビネーションは、特に冨安が加入して、(キーラン・)ティアニーが左に入って4バックを形成した時、本当に良い4バックになる。さらに(アーロン・)ラムズデールが背後にいるのだから、突出しているよ。これが基盤になる。アーセナルは、ここからチーム作りを進められる」
ここ数シーズン、結果が出ていないアーセナルだが、守備陣がこの安定感を保ち、チームを浮上させられるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)