躍進のウェールズに襲い掛かるカードトラブル 指揮官は「5試合で2枚のイエローカードは少しきつい」
攻守の核が累積警告で準決勝欠場
準決勝に駒を進めたが、チームは正念場を迎えている。決勝進出を懸けたポルトガル戦では、FWギャレス・ベイルと並ぶ攻撃の核であるラムジーとDFベン・デイビス(トットナム)の2人がイエローカード2枚の累積による出場停止。ここまで順調な航海を続けていたチームに荒波が押し寄せ、指揮官も頭を抱えている。
「アーロンのことは非常に残念。彼はここまで並外れた活躍を見せている。このトーナメント最高の選手の一人。彼もがっかりしている。だが、我々は何をすべきか分かっている。我々はチームの為に戦う必要があるだろう。彼らはそうして戦ってきた。このレベルでこれだけの試合が行われるのは少しタフだ。5試合で2枚のイエローカードというのは少しきついね」
コールマン監督は「我々にとってランボー(ラムジーの愛称)とベンの不在は大きい。彼らがいなければここにはいられなかった」と4強進出の立役者となった2人の主力選手離脱を嘆いていた。
指揮官はイエローカード2枚累積での出場停止を厳しいと見ているようだが、「ルールはルール」と気持ちを切り替えている。躍進のウェールズが今大会で最大の山場を迎えている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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