「キョウゴ・ザ・キラー」襲名 セルティック古橋、精度抜群の“ゴール直結プレー”を現地称賛「究極のレイピア」
今季加入して公式戦25試合で16ゴール5アシストを記録
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧に関して、専門サイト「セルティック・ウェイ」が過去5シーズンのストライカーと比較してのプレー分析している。そこでは「究極のレイピアのようなストライカー」と分類され、「キョウゴ・ザ・キラー」を襲名した。
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記事では、過去5シーズンのストライカーをさまざまな指標で分類している。その中では、古橋はプレータイムに対するゴールとアシストの総合的な多さでは、2019-10シーズンの元U-21フランス代表FWオドソンヌ・エドゥアールに次ぐという。
現在はイングランド1部クリスタルパレスでプレーするエドゥアールは出場90分あたり1.23の数値なのに対し、古橋は1.04だという。エドゥアールはこの時、公式戦47試合28ゴール19アシストという驚異的な数字を残している。古橋も現在、公式戦25試合16ゴール5アシストの素晴らしい数字を残しているうえに、途中交代もあるために実質的には20試合強のプレータイムとして、この数値が1を超えている。
そうしたなかで、古橋はペナルティーエリア内でのボールタッチ数や、全体的なシュート数といった攻撃に関与する数自体は、過去のストライカーと比べても決して多くないのだという。一方で、その古橋が傑出しているのは精度とシュートを放つ位置だと分析されている。
「シュートの55%が枠を捉え、そのうち31%がゴールという驚異的な数字だ。一般的には15%を超えれば『上出来』な数字だ。過去5シーズンのセルティックストライカーの平均は約18%だ。古橋の数字はエリートレベルの能力だろう。それが持続可能かどうかは、これから見ていくことにしよう。さらに、古橋はシュートの92%がペナルティーエリア内でのものという驚異的な数字を叩き出している。子どもたちには、この方法でより多くのゴールを決めることができるという教訓になるだろう」
全体的にボールに関与する数自体は少ないが、ほとんどのシュートはペナルティーエリア内でさらに枠内率も得点率も高い。まさに、ボールを触る時にはゴールに直結するタイプのプレーだということが浮かび上がる。そのうえで、古橋に対しての総評では伝統的な欧州の武具に例えられた。
「古橋は、散弾銃のようなアプローチと比較すると、究極のレイピア(西洋刀剣)のようなストライカーだ。彼は限られたチャンスで得点することができる。キョウゴ・ザ・キラーのプレーを楽しもう」
鋭い一突きでゴールを量産していく古橋は、かつて元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)も活躍したセルティック・パークを熱狂させている。シーズン後半戦でも、ハイパフォーマンスを維持できるのか注目される。
(FOOTBALL ZONE編集部)