鹿島一筋15年のMF遠藤康が地元仙台へ移籍 ファンも複雑胸中「どこへ行っても応援してる」「生涯鹿島を貫いて欲しかった」
仙台への移籍を決断「新たな環境で新しい目標に向かって、勝利のために戦い続けたい」
鹿島アントラーズのMF遠藤康は12月25日、出身地の宮城県に拠点を置くベガルタ仙台への完全移籍が発表され、ファンからも惜別の声が上がっている。
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塩釜FCユースから2007年に鹿島に入団した遠藤は、4年目の10年から出場機会を伸ばし、在籍15年間でリーグ優勝4回、ルヴァンカップ(当時ナビスコカップ)優勝3回、天皇杯優勝3回、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)優勝1回を経験。J1リーグ通算304試合46得点、リーグカップ通算55試合6得点、天皇杯通算32試合9得点、ACL通算39試合5得点、FIFAクラブワールドカップ(W杯)通算7試合2得点をマークしている。
今季はリーグ戦23試合に出場したが、ゴールは3年連続で「1」のみ。来年4月に34歳を迎えるなか、地元仙台への移籍を決断した。
遠藤は鹿島を通じ、「2022シーズンから仙台でプレーすることを決めました。2007年に加入してから15年間、アントラーズでたくさんのことを学びました。多くの偉大な先輩たちの背中を追いかけながら、常にタイトルが求められるクラブで日々戦い、サッカー選手として、人として成長することができました。ここ数年、苦しいシーズンが続き、もっと自分がチームに貢献しなければならなかったですし、悔しく、不甲斐ない気持ちでいっぱいです。同時に、まだまだピッチでやるべきことが残っていると思っています。自分自身、アントラーズ以外のユニフォームを着てプレーすることはまだ上手く想像できませんが、新たな環境で新しい目標に向かって、勝利のために戦い続けたいと思います。クラブに関わるすべてのアントラーズファミリーの皆さん、応援ありがとうございました」とメッセージを送った。
鹿島のクラブ公式ツイッターでリリースが投稿されると、ファンも「寂しい」「生涯鹿島を貫いて欲しかった」「どこに行っても応援してる」「今までありがとう」と胸中複雑な様子だった。
(FOOTBALL ZONE編集部)