3年計画ラストイヤーの浦和、“補強第一号”で鹿島DF犬飼智也、大宮DF馬渡和彰を獲得
ロドリゲス監督体制を経験している馬渡、鹿島で経験を積んだ犬飼を補強
浦和レッズは12月25日、J2大宮アルディージャからDF馬渡和彰、J1鹿島アントラーズからDF犬飼智也をいずれも完全移籍で獲得したことを発表した。今オフの補強に関しては、他クラブからの移籍では第1号になる。
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先に発表された馬渡は、東洋大から2014年にガイナーレ鳥取に加入したのがキャリアのスタートで、その後にツエーゲン金沢、徳島ヴォルティス、サンフレッチェ広島、川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ(期限付き移籍)、大宮と渡り歩き、浦和が7クラブ目の30歳。徳島時代には、2021年から浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督の指揮下で戦っている。
馬渡はクラブを通じて「浦和レッズのみなさんはじめまして。大宮アルディージャから移籍することになりました、馬渡和彰です。天皇杯優勝おめでとうございます。レッズの優勝を見て、自分もレッズの一員としてタイトルを獲りたいと強く思いました。そのために自分のできることをレッズで出し切りたいと思いますし、さらなる成長もしていきたいと思います。よろしくお願いします」とコメントした。
ロドリゲス監督の戦術を体験しているのはアドバンテージであり、左右のサイドバック(SB)を中心にマルチなプレーが期待される。
また、続いて発表された犬飼は清水エスパルスの下部組織から2012年にトップ昇格。13年夏から1年半は松本山雅FCに期限付き移籍して清水に復帰し、18年に鹿島へ移籍した28歳。浦和を通じて、「鹿島アントラーズから加入することになりました犬飼智也です。浦和レッズの力になれるよう、ピッチでその覚悟を示していきたいと思います。一日でも早く埼玉スタジアムでプレーできることを楽しみにしています。必ず優勝しましょう!」とコメントを発した。
犬飼はロドリゲス監督の求めるビルドアップ能力に優れるタイプで、18年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の優勝も経験している。天皇杯の優勝で来季アジアの舞台へ返り咲く浦和にとっては、個人としての経験値も持つ貴重な存在となりそうだ。
すでに浦和からは元日本代表MF阿部勇樹とGK塩田仁史が現役を引退し、元日本代表DF槙野智章は契約満了後にヴィッセル神戸へ加入、同DF宇賀神友弥とオーストラリア五輪代表DFトーマス・デンも契約満了での退団が発表されている。19年末に3年計画を打ち出した集大成となる来季に向け、大幅なメンバー刷新が断行されていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)