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香川真司は「世界の大スターになるはずだった」 “メッシ匹敵デュオ”からの転落キャリアに海外注目
PAOKと契約解除となった香川のキャリアにポーランドメディアが注目
MF香川真司は12月19日、ギリシャ1部の強豪PAOKと双方合意のうえで契約を解除した。現在フリーの身で新天地に注目が集まるなか、ポーランドメディア「SPORT.PL」が香川のキャリアに注目。「彼は世界サッカーの大スターになるはずだった」「10年前、レバンドフスキではなく、香川が素晴らしいキャリアを築くと考えられていた」と報じている。
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現在32歳の香川は2006年からセレッソ大阪でプレーし、10年にドイツの名門ボルシア・ドルトムントへ移籍。1年目から強烈なインパクトを放ち、リーグ連覇など数々のタイトルを獲得した。その後はイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドへステップアップ移籍を果たすも、その後は苦難が続く。
ユナイテッドで期待どおりの活躍ができず古巣ドルトムントへ復帰。以降はベジクタシュ(トルコ)、サラゴサ(スペイン)と渡り歩き、2021年1月からPAOKでプレーするも、12月に契約解除に至っている。
記事では「10年前、ロベルト・レバンドフスキではなく、香川真司が本当に素晴らしいキャリアを築くと考えられていた。現在、このポーランド人は世界最高選手の1人と見なされている一方、32歳の日本人は再び無所属となった」と報じ、香川のキャリアを振り返った。
10年夏、欧州サッカー界に彗星のごとく現われた香川は、ユルゲン・クロップ監督(現リバプール監督)の下で才能を開花させた。記事でも「最初のシーズンで優れた能力を発揮した。素晴らしいテクニック、ゲームビジョン、コンビネーションの感覚、そして圧巻のプレー」と絶賛。猛威を振るったドルトムントの攻撃陣について、「香川はマリオ・ゲッツェと一緒に、リオネル・メッシに匹敵するキラー・デュオを形成した」と、当時の衝撃ぶりを評している。
香川とドルトムントで共闘したポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキは、ドイツの名門バイエルン・ミュンヘンへ移籍し、コンスタントにゴールを量産。今では世界最高のストライカーの1人に数えられているなか、ポーランドメディアは2人の軌跡に触れつつ、日本人アタッカーの現状を嘆く。
「香川はPAOKに別れを告げた。日本人はギリシャのクラブで1年しか過ごさなかった。そして、それは成功した冒険とは言えない。彼は世界サッカーの大スターになるはずだったが、結局はヨーロッパサッカーの非主流派へ追いやられてしまったのだ」
日本復帰も含めて、さまざまな選択肢が挙がっている香川。果たして、どのクラブでプレーすることになるのか。そして、かつての輝きを取り戻すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)