レアル、バイエルン、アーセナルが争奪戦に参戦! 英紙がEUROで移籍金を高騰させた10人の猛者を特集
躍進を遂げるチームからも選出
6人目はウェールズ代表MFジョー・アレン(リバプール)。今季はユルゲン・クロップ監督のもとでリーグ戦先発はわずか8試合と定位置奪取に苦労した小柄なMFだが、代表では不可欠であることを証明している。「ウェールズのシャビ」とも称されるパス技術とバランス感覚は流石の一言。FWギャレス・ベイル(レアル)とアーロン・ラムジー(アーセナル)の影に隠れがちだが、その実力に疑いの余地はない。
7人目はハンガリー代表MFラースロー・クレインヘイスレル。今年1月にドイツのブレーメンに加入。出場わずかに1試合に終わったものの、ベスト16に進出したハンガリーの中盤には不可欠の存在となったとその存在感に賛辞が送られている。
8人目はアイスランドMFビルキル・ビャルナルソン(バーゼル)。中盤で疲れ知らずのプレーを見せる28歳がアイスランド躍進を支えたとの評価を受けている。ポルトガル戦では同点ゴール、オーストリア戦では後半アディショナルタイムの決勝点を導く守備が光った。
9人目はフランス代表MFディミトリ・パイェ(ウェストハム)。開幕戦ルーマニア戦に決めた左足の強烈ミドル、続くアルバニア線の連続ゴールで一躍開催国フランスの救世主として注目を浴びた。1年目のプレミアリーグでも躍動。今や世界有数のFKキッカーとしても絶賛されている。今季プレミアリーグのベストイレブンに選出された29歳と遅咲きの魔術師はレアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が高く評価。レアル移籍の可能性も浮上している。
10人目はスペイン代表MFダビド・シルバ(マンチェスター・シティ)。今大会中に代表100キャップを達成した天才レフティー。今やベテランの域に到達したシルバ。これまではFシャビ・エルナンデスやMFアンドレス・イニエスタ(バルセロナ)の影に隠れてきたが、今大会はその抜群のパス精度でスペインの攻撃陣を支えた。2−0で完敗したイタリア戦では相手の守備陣に消されたが、評価は再び高めたという。