リバプール南野、“劇的弾”でクラブタイ記録マーク 00-01シーズン以来、リーグ杯3戦連発

リバプールの日本代表FW南野拓実【写真:Getty Images】
リバプールの日本代表FW南野拓実【写真:Getty Images】

リーグ杯で3戦連続弾、元チェコ代表MFシュミツェル氏が達成して以来の記録

 リバプールの日本代表FW南野拓実は現地時間12月22日のリーグカップ準々決勝レスター・シティ戦で劇的な同点弾を含む1得点1アシストで勝利に貢献した。南野はこれで同大会3試合連続得点(4得点)となり、元チェコ代表MFヴラディミール・シュミツェル氏に並ぶクラブタイ記録を打ち立てた。

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 リバプールは前半のうちに3失点を許し、1-3と2点のリードを許して前半を折り返した。後半開始からポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタをピッチに送り出すと、同23分には南野のスルーパスを受けたジョッタがネットを揺らして、点差を縮めた。

 そして迎えた後半アディショナルタイム、MFジェームズ・ミルナーが右サイドからペナルティーエリア内にクロスを送ると、これを南野が胸トラップでコントロールし、右足でシュート。名手GKカスパー・シュマイケルの守るゴールを打ち破り、3-3とする劇的な同点ゴールが決まった。

 リバプールのクラブ公式サイトによると、南野のリーグカップ3試合連続得点は2000-01シーズンに元チェコ代表MFシュミツェル氏が達成して以来となるクラブタイ記録。プレミアリーグでは6試合1得点と出番は限られている南野だが、リーグカップでは3試合4得点1アシストと毎試合ゴールに絡み、大会得点ランキングでは3位タイ。また、英公共放送「BBC」によれば、南野はここまでシュート6本で4得点。シュート決定率は67%と高い精度を誇っている。

 試合は同点のままPK戦に突入。5人目のキッカーとして登場した南野はキックを失敗するも、最終的にはPKスコア5-4でリバプールが勝利を収め、4強入りを果たした。準決勝では日本代表DF冨安健洋の所属するアーセナルとホーム&アウェーで対戦する。リーグカップの舞台で日本人対決が実現する可能性もありそうだ。

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