名門ミランの再建は「難業」 “若き戦術家”モンテッラ新監督が望む本田ら選手個々の成長
地元メディアに語る 「子どもの頃はミランでプレーするのが夢だった」
ACミランの新監督に就任することが決まったヴィンチェンツォ・モンテッラ氏が、3年連続で欧州カップ戦出場権を失ったミランの再建について、「難業だ」と認めている。衛星放送「メディアセット・プレミアムスポーツ」で語ったもの。
カターニャ、フィオレンティーナ、サンプドリアで指揮を執り、イタリアの若手監督屈指の戦術家と評されるモンテッラ監督は、正式就任前日にイタリアメディアに対して口を開いた。
「明日から僕は正式にミランの監督になる。大舞台に立つ時には感慨深い。子どもの頃はミランでプレーするのが夢だった。ガリアーニには伝えていたんだけど、彼らは僕とサインしなかった。僕のアイドルはファン・バステンだったんだ」
モンテッラ氏は現役時代、イタリア代表としても活躍。ASローマで元日本代表MF中田英寿氏らと2000-01シーズンのスクデット獲得に貢献し、得点後のパフォーマンスと小柄な体格から「アエロ・プラニーノ(小型飛行機)」の愛称を手にした卓越した決定力を誇るストライカーは、じつはミラニスタだったという。
少年時代の憧れは、“オランダトリオ”の一角を担った最強FWマルコ・ファン・バステン。強化責任者のアドリアーノ・ガリアーニCEOに移籍を希望したが、実現しなかった経緯もあったという。
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