母国イタリアのEURO躍進を絶賛するラニエリ監督 イングランド16強敗退には「ミステリーだ」
来季プレミアで対戦するコンテ監督の采配は「最高級の仕事」
今季のプレミアリーグで奇跡の優勝を果たしたレスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督が、欧州選手権(EURO)での母国イタリアの戦いぶりとイングランドの敗退についてコメントを残している。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」が報じている。
まずは、決勝トーナメント1回戦でEURO2連覇中のスペインを破って準々決勝に進出したイタリアについて、アントニオ・コンテ監督の采配を絶賛した。
「我々の代表はEUROで素晴らしいプレーを続けているね。コンテは最高級の仕事をしているよ。とにかく選手たちが団結しているように見える。これは本当に重要なことなんだ」
ラニエリ監督は、レスターでまさに団結力とハードワークの化身とも言えるようなチームを作り上げた。日本代表FW岡崎慎司のような攻守に労力を厭わない選手を重用し、開幕前の時点でビッグネームと呼ばれる選手がいないチームを一気に躍進させた。今大会のイタリアも、守備陣こそリーグ5連覇中のユベントスから完全に移植した形で、最後尾には勝利の味を知り尽くしたGKジャンルイジ・ブッフォンも擁しているが、中盤から前は小粒と言われ続けた。所属クラブではレギュラーと言い切れない選手も、団結したチームの中で生かしきっている。そこには、チームをまとめ上げるコンテ監督の手腕が大きいと話した。
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