EURO初制覇に燃えるC・ロナウド 「僕のパフォーマンスなんて重要ではない」と4強進出を喜ぶ
ポーランドをPK戦の末に破る 「僕らはファンタスティックなことを成し遂げた」
欧州選手権(EURO)でのベスト4入りを決めたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、EUROのタイトル奪取に執念のコメントを残している。スペイン紙「AS」は、試合後のミックスゾーンにおけるロナウドのコメントを伝えている。
「このEUROの優勝は僕の夢なんだ。クラブチームでは多くのタイトルを勝ち取ってきたけど、代表チームではなにも成し遂げていない。僕のパフォーマンスなんて重要ではないんだよ。チームでの結果が大事なのであって、今夜の僕らはファンタスティックなことを成し遂げたんだ」
この試合でも、ロナウド擁するポルトガルの攻撃陣が爆発したわけではなかった。ポーランドの6バックになることも厭わない守備の前に、スペースをなかなか見出せなかった。直接狙ったFKは壁を直撃し、後半終了間際に抜け出したビッグチャンスでは、相手GKの動きを見極めようとするあまりにシュートを空振りするという、ゴールマシンらしからぬ場面もあった。
結局、90分終了時点では今大会の初戦から5試合連続となる同点でタイムアップの笛を聞いた。延長戦でもゴールは生まれず、PK戦にもつれ込む結果になった。それでも先攻ポルトガルの一番手として登場したロナウドは、しっかりとゴール左へボールを蹴り込み成功。グループステージのオーストリア戦ではPKを失敗していたが、この大一番ではきっちりと決めてみせた。
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