鳥栖が金明輝監督の退任を公式発表 「共に戦えたことを嬉しく思うと同時に誇らしい」
今季限りでの退任が決定
J1サガン鳥栖は12月20日、金明輝監督の退任を発表した。
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金明輝氏は鳥栖のスクールや下部組織のコーチや指導経験を積み、2018年10月にマッシモ・フィッカデンティ氏の後任としてトップチーム監督に就任。そのシーズンの残り5試合を指揮し、クラブをJ1残留に導いた。翌年には一度監督を退くも同年5月、正式に監督に就任。今季までチームを指揮していた。
同氏はクラブを通じて以下のようにコメントしている。
「私、金明輝は、今シーズンをもってサガン鳥栖を離れる決断をいたしました。まずは改めて11年間、サガン鳥栖という素晴らしいクラブで働けたことに感謝します。たくさんの思い出がありすぎて何から伝えていいのかわかりません。私の指導者人生はサガン鳥栖に育てられ、サガン鳥栖に全てを捧げてきました。選手として何も残せなかった私をアカデミースタッフとして招き入れて頂き、アカデミースタッフと共に強いサガン鳥栖ユースの基盤作りに貢献できたこと、トップチームで活躍する選手をJ1のピッチに数多く送り出せたことを嬉しく、そして誇らしく思います。
それもひとえに、関わってくれたスクール生、アカデミーの選手たち、それぞれの保護者の皆様のおかげです。未熟だった私に全力でついて来てくれ、暖かく見守って頂き本当にありがとうございました。トップチームの監督になった2018年10月から今までたくさんの選手、スタッフ、サガン・ドリームスのスタッフ、そして日本一のファン・サポーターに支えられ、戦ってこれました。凄まじい残留争いをした時、試合当日を迎えるのが怖かったことを今も鮮明に覚えています。また、コロナ禍における無観客での試合を経験し、ファン・サポーターの大切さを改めて痛感しました。
今シーズンはチームワーク、一体感をベースに選手、スタッフ、サポーターが一岩となり、最高のゲームを幾度も披露し、たくさんの勝利をあげることができました。最高の選手、スタッフ、サガン・ドリームスのスタッフ、ファン・サポーターと共に戦えたことを嬉しく思うと同時に誇らしく思います。サガン鳥栖無くして今の私はありません。
そして今シーズン、私の指導者としての未熟さゆえに、たくさんの方にご迷惑、ご心配をおかけしたことをこの場をお借りしてお詫び申し上げます。またいつか成長した姿をお見せできる日がくることを楽しみにしております。今後のサガン鳥栖の繁栄を心より願っております。11年間本当にありがとうございました。最後にどんな時も僕を支え、辛い時も共に乗り越えてくれた家族、両親に改めて感謝したいと思います」
(FOOTBALL ZONE編集部)