ブンデスリーガ公式サイトがドルトムントMF香川を大特集 10項目で日本代表の10番を徹底解剖

ライバルクラブの会長も復帰を歓迎

 「ワールドカップ(W杯)」という項目では、ドルトムントで出場機会を手にする選択の背景にブラジルW杯での失望がある、と指摘されている。前年のコンフェデレーションズ杯ではインパクトを残したが、ギリシャ、コロンビア、コートジボワールと同組となった本大会1時リーグでは勝ち点1に終わった。
 「英雄の凱旋」という項目では、香川の今夏の移籍市場でマンUからドルトムントに復帰を特筆。
 「このクラブは家族のよう。僕のことを忘れないでくれてうれしい」と語った香川は、フライブルクとの復帰初戦で先発すると、ゴールで3-1の勝利に貢献した。そのドラマチックな復帰劇について「これ以上の筋書きはない」と記している。
 
 「親友」という項目ではシャルケDF内田が登場。
 「マンチェスターにいる時から帰ってこい、と言い続けていた。仲がいいのでデュッセルドルフで毎日すしを食べている」という内田の談話を紹介している。
 「書道家のよう」という項目では香川のプレースタイルを表現する。
 「この自由闊達(かったつ)な選手のスタイルは書道の達人による繊細な文字を想起させる」というマンU移籍時の地元メディアの香川に対する記事を紹介。香川のピッチ上での動きとボール扱いは「芸術の出現」とも称されている。「狭いスペースで魚のように敏しょうで、天使のボールタッチでボールを収める。リーグは彼の復帰によって豊潤な利益を手にしたことは間違いない」とまで絶賛。そして、ライバルクラブ、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲ会長の「彼のドイツ復帰はこれ以上ないほど歓迎すべきことだ」というコメントも紹介している。
 「果てしなき自信」と題した最後の項目では、香川の幼少時からの自信について、FCみやぎバルセロナ時代の指導者の話を交えながら紹介されている。
 ドルトムントは欧州CL1次リーグ2戦2勝と好調だが、ブンデスリーガでは2勝1敗4分けと苦闘が続いている。リーグ13位と苦境のチームでも香川の才能は大きな注目を集めている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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