アーセナル冨安、無念の負傷もチーム3位タイの高評価 「交代するまで素晴らしいゲーム」
右足を痛めて後半19分に交代もマルティネッリ、ウーデゴールに次ぐ高評価を英紙付与
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、現地時間12月18日に行われたプレミアリーグ第18節リーズ・ユナイテッド戦(4-1)で15試合連続スタメン出場するも、後半19分に右足を痛めて途中交代を余儀なくされた。状態が心配されるが、64分間のプレーでも現地メディアの選手採点ではチーム3位タイの高評価で、「素晴らしい冷静さ」と絶賛されている。
冨安は第4節から15試合連続で右サイドバック(SB)として先発出場。チームは下位に沈むリーズを相手に序盤からゴールラッシュを展開し、前半16分にFWガブリエウ・マルティネッリの強烈なシュートが決まって先制すると、同28分に再びマルティネッリ、同42分にはFWブカヨ・サカが追加点をマークした。後半は両チームお互いに1点ずつを加え、アーセナルは4-1で3連勝を飾った。
そうしたなかで冨安は後半15分すぎに右足を気にした様子でピッチに座り込み、メディカルスタッフによるケアの後にDFセドリック・ソアレスと交代。ミケル・アルテタ監督は試合後、「どちらかというと筋肉系の怪我だと疑われる。彼は入団以来、1分1秒を惜しむほどにプレーしてきたので、大きな負荷がかかっているし、今週も少し苦労していた」と冨安をベンチに下げた理由を明かしている。
負傷の程度については不明だが、指揮官は「彼は100%試合に出続ける自信がないようだったので、休ませることにしたが、怪我でないことを祈りたい」とデビュー以来フル稼働を続けてきた日本代表DFの状態を案じた。
そんな冨安だが、ピッチに立っていた64分間のプレー内容は高く評価されている。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の選手採点では、2得点のマルティネッリとMFマルティン・ウーデゴールの「9点」に次ぐ、チーム3位タイの「8点」がつけられ、安定感の高さを冷静沈着なプレーが絶賛されている。
「足首を痛めたようで、それで交代を余儀なくされるまでは素晴らしいゲームだった。守備ではしっかりしていたし、ボールを持った時には素晴らしい冷静さを見せていた」
アーセナルで不動のレギュラーポジションを掴んでいる冨安。状態が心配されるが、その堅実なパフォーマンスでまたも勝利に貢献していた。