「1分1秒を惜しむほどにプレーしてきた」 アーセナル監督、負傷交代した冨安の状態を懸念

アーセナルの日本代表DF冨安健洋(写真右)【写真:AP】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋(写真右)【写真:AP】

後半15分過ぎに右ふくらはぎを押さえてピッチに座り込む

 イングランド1部アーセナルに所属する日本代表DF冨安健洋が、現地時間12月18日に行われたプレミアリーグ第18節リーズ戦(4-1)の後半に負傷交代という事態になった。ミケル・アルテタ監督は試合後の記者会見で「筋肉系の怪我の疑い」と語っている。

 ミッドウィークになった15日にもリーグ戦が組み込まれていた過密日程の中、冨安はこの日もスタメン出場。チームは前半のうちに3点を奪って勝利を決定づける展開だったが、後半15分過ぎに冨安は右ふくらはぎを押さえてピッチに座り込んでしまい、そのままDFセドリック・ソアレスとの交代になった。

 試合後、冨安の状態についてアルテタ監督が記者会見で語ったコメントをアーセナル公式サイトが伝えている。

「どちらかというと筋肉系の怪我だと疑われる。彼は入団以来、1分1秒を惜しむほどにプレーしてきたので、大きな負荷がかかっているし、今週も少し苦労していた。彼は100%試合に出続ける自信がないようだったので、休ませることにしたが、怪我でないことを祈りたい」

 イタリアで昨季を終えてから、今夏には東京五輪に出場。さらに国際移籍を経て初めてのプレーとなるイングランドへ渡り、このリーズ戦前まで第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)から14試合連続のフル出場を続けてきた冨安だけに、疲労の蓄積は懸念される材料だった。

 今後、詳しい検査などを経て冨安の状態がどのように評価されるのか心配される。

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