小野、遠藤、小笠原も… 日本屈指の名手も泣いたサッカー五輪代表の「18」という狭き門

原口、金崎というハリルJ主力も落選経験者

 ロンドン五輪ではオーバーエイジで2大会連続メンバー入りした吉田を主将に据え、MF清武弘嗣(セビージャ)やMF宇佐美貴史(アウクスブルク)、FW大津祐樹(柏)のテクニックやFW永井謙佑(名古屋)の驚異的なスピードを生かし切って、44年ぶりとなる五輪ベスト4を成し遂げた。

 このチームには多くの有望なアタッカーが選出外となったことで記憶されている。FW原口元気(ヘルタ・ベルリン)、FW大迫勇也(ケルン)と後にドイツへと活躍の地を求めたふたりに加え、高校卒業後に即アーセナルに入団したFW宮市亮(ザンクトパウリ)も選出とはならなかった。日本代表FW金崎夢生(鹿島)もロンドン世代だった

 手倉森監督に向けて最後のアピールの場となった29日の南アフリカ戦では、FW中島翔哉(FC東京)の2得点とMF矢島慎也(岡山)、そしてアーセナル移籍が浮上しているFW浅野拓磨(広島)のゴールで4-1と快勝した。

 ワールドカップの登録メンバーは23人。登録18人の五輪は狭き門と言える。手倉森監督は苦悩を明かしていたが、1日には果たして当落選を巡りどのようなドラマが起きるのだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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