アーセナル冨安の新愛称、「Mr.堅実」とファン命名 偉大な「Mr.信頼」と比較の声
“ガナーズ”サポーターからも絶大な信頼を受ける冨安、プレーの特徴がそのまま愛称に
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋は加入から14試合連続で右サイドバックとしてスタメン出場を続け、すでにチームに欠かせない選手として高い評価を受けている。23歳の日本人DFには「Mr.堅実」の愛称が付き、かつていぶし銀の活躍で最終ラインを支えたDFナチョ・モンレアルと比較する声が上がり始めている。
身長188センチと長身の冨安は日本代表では不動のセンターバックだが、アーセナルでは一貫して右サイドバックとして起用されている。DFエクトル・ベジェリン(ベティス)がチームを去り、頼れる右サイドバックが不在のなか、第4節ノリッジ戦(1-0)でデビューを飾ると以降のプレミアリーグでは一度もスタメンの座を譲っていない。
空中戦や1対1の強さ、カバーリングの技術など守備面でのクオリティーの高さは折り紙付きで、現地メディアでも「ソリッドな守備」を絶賛されることは少なくない。左サイドバックにDFキーラン・ティアニーとDFヌーノ・タヴァレスと攻撃的なキャラクター揃っていることもあり、逆サイドの冨安が積極的に攻め上がる機会こそ少ないが、最終ラインに安定感をもたらすパフォーマンスへの評価は高い。
そんな冨安はすでに“ガナーズ”サポーターからも絶大な信頼を受けている。2-0で勝利した第17節ウェストハム戦後の冨安のインタビュー動画がクラブ公式YouTubeチャンネルで公開されているが、コメント欄には日本代表DFに対して「ここ数年で最高のライトバック」「我々のディフェンス陣に欠けていたすべてを備えている」など多くの賛辞が送られるなかで、「Consistant(堅実な)」というワードが散見されている。さらに「Mr. Consistant」の愛称で冨安を呼ぶファンも複数いるほどで、パフォーマンスの特徴がそのまま愛称になっている。
かつて元スペイン代表の左サイドバック、DFナチョ・モンレアル(レアル・ソシエダ)が同じように「Mr.信頼」と呼ばれていた。2013年から19年までアーセナルに在籍していたレフティーは左サイドバックだけでなく、センターバックやウイングバックとしても起用され、攻守両面で安定感のあるプレーを続けていた。派手さはなくともクラブに欠かせない存在としてサポーターから支持されていたが、冨安は加入1年目にして偉大な先輩と比較されるほどになっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)