天才・小野伸二が「ずっとお辞儀してた」 セルジオ越後氏が”凄い”と絶賛「美しいよね」
YouTubeチャンネル「蹴球越後屋」で、MF小野伸二の凄みに言及
サッカー解説者のセルジオ越後氏が、自身のYouTubeチャンネル「セルジオ越後チャンネル『蹴球越後屋』」を更新。J1北海道コンサドーレ札幌の元日本代表MF小野伸二の人間性に触れ、ピッチ外での一面にも凄みがあったと強調している。
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「セルジオ越後チャンネル『蹴球越後屋』」の最新回では、セルジオ越後氏が選んだ歴代Jリーガーベスト11を紹介。今回は「幼少期から知る天才・小野伸二の素顔」と題し、テクニシャンの凄みや知られざる一面についての話題が展開されている。
小野との初めての出会いは、自身のサッカー教室だったと語るセルジオ越後氏。サッカーの普及活動のため、静岡県内を巡回し、小野の出身地である沼津市にも滞在したという。その当時から小野のテクニックはずば抜けていたようで身体は大きくなかったが「ブラジル人の血が流れているんじゃないかと思うくらい、足技とかちょっと特別」と明かしている。
「一緒にプレーしてもズバ抜けて上手かった。両足のボールの扱い方、足の裏からとにかく群を抜いてスゴかった。日本にいないタイプ。それ(技術)は誰も小野に教えていないのに、素質がある子っていうのは、現代みたいにコーチが教えるのではなく遊びの一環。どこで学んだのかは分からない」
幼少期からそのテクニックに驚きを覚えていたというセルジオ越後氏は、浦和レッズでプロデビューを果たした小野を「日本人選手をビックリさせた唯一の日本人。それくらい技術はすごかった」と称賛。その凄みはピッチ外でも感じられたといい、小野の人間性が垣間見られたあるエピソードをまじえて展開した。
「僕が凄いなと思ったのは、生意気になってもいいくらいすごい選手なのに、それを全然見せない。美しいよね。取材にいったマスコミが帰るときに小野が道路の真ん中に出てずっとお辞儀していた。旅館の女将さんがやっていることと同じことをする。そういうところが人間的に好かれる」
ピッチ上で見せる驚愕のテクニックで観る者を魅了してきた天才・小野伸二。周囲から高い評価を受けても決して奢らず、ピッチ外では謙虚に振舞っていたその人間性もまた、小野の凄みだとセルジオ越後氏は指摘していた。