国内壮行試合でゴール締めのジャガー浅野 リオ五輪エース証明のループ弾
手倉森J前線はタレント揃い
A代表にも選出された日本サッカー界期待の新鋭だが、ハリルJの舞台では悔しさを味わった。7日のキリンカップ決勝のボスニア・ヘルツェゴビナ代表戦では、後半アディショナルタイムに相手GKと1対1になるビッグチャンスを迎えたが、消極的な横パスを選択して相手にクリアされた。同点ゴールのビッグチャンスを逃し、試合後は号泣した。世代別のものではあるが、同じ青の日本代表ユニホームでゴールを決め、そのイメージを払拭することができた。
「オリンピック本大会のメンバーに選ばれるために日々アピールしたいと思いますし、今日の試合がアピールになったかは分からないけど、ゴールできて良かった」
五輪代表の前線にはオーバーエイジに内定したFW興梠慎三(浦和)に加え、ヨーロッパでプレーするFW久保裕也(ヤングボーイズ)、FW南野拓実(ザルツブルク)といった実力者もいる。7月1日の本大会行きの最終メンバーが発表されるまでは、安心できない状況かもしれない。
それでも、浅野の持つスピードは他の選手にない代えがたい特長だ。夏の移籍市場では欧州のクラブが獲得に乗り出している浅野は、リオ五輪での活躍を手土産に世界最高峰のリーグへ立ち向かうことができるだろうか。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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