アーセナル冨安、安定感抜群プレーに賛辞 「素晴らしい」「堅実だった」と現地称賛
ウェストハム戦で14試合連続スタメン出場、安定した守備力を現地称える
アーセナルは現地時間12月15日にプレミアリーグ第17節でウェストハムと対戦し、2-0で勝利した。日本代表DF冨安健洋は右サイドバックとして14試合連続スタメン出場し、勝利に貢献。現地メディアは「堅実だった」「本当に安定したパフォーマンスを見せた」と好評価を下している。
前節はサウサンプトンを3-0で下したアーセナル。規律違反によってガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンがキャプテンを剥奪され、2試合連続メンバー外となったなかで、ミケル・アルテタ監督はワントップにフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを起用し、キャプテンマークを託した。2列目にはブカヨ・サカ、マルティン・ウーデゴール、ガブリエル・マルティネッリが並んだ。
互いに決定機を作りながらも前半はスコアレスで終了。試合の均衡が敗れたのは後半3分。新キャプテンのラカゼットのスルーパスからマルティネッリが流し込んでゴールネットを揺らした。同22分にはウェストハムのMFブラディミール・ツォウハルがエリア内のファールで2度目の警告を受けて退場処分となり、アーセナルは数的有利も手にした。
ここで得たPKはGKウカシュ・ファビアンスキのファインセーブに防がれたものの、同42分には冨安の自陣でのボール奪取からアーセナルはカウンターを発動。サカ、途中出場のMFエミール・スミス・ロウとつないで一気にウェストハムゴールに迫ると、スミス・ロウが左足のシュートをゴール右に決めて試合を決定づけた。
2-0での勝利のなか、冨安に対する現地メディアの評価は上々で、守備での安定感の高さが特に強調されている。「ロンドン・イブニング・スタンダード」では10点満点中の7点で、「先週のサウサンプトン戦でもエクセレントだった日本代表は素晴らしいプレーだった。うまく前線に出ていき、後方ではソリッド(堅実)だった」。と寸評が付けられている。マルティネッリとサカがチームトップタイの9点。DFガブリエウ・マガリャンイスとスミス・ロウがそれに次ぐ8点だった。
また、「フットボール・ロンドン」では及第点といえる6点に留まったものの、「パスに関しては少し悪かったが、守備はソリッドだ。今日はあまり前出ることを要求されてはいなかったが、日本代表はまたしても本当に安定したパフォーマンスを披露した」と評されている。
好調ウェストハムを下し、2連敗の後に2連勝で再び立て直したアーセナル。そのなかで冨安は安定感抜群のプレーを見せ、再び勝利に貢献した。