川島、先発落ち危機もチーム一丸を強調 「勝ちにこだわる姿勢」を貫く

 

前回のベネズエラ戦で痛恨ミス「過ぎたことはしょうがない」

 

 日本代表のGK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)が10日のジャマイカ戦で先発落ち危機にも、気丈にチームを支える決意を示した。

「前回のミス? 過ぎたことは過ぎたことでしょうがない。今日の練習があって、明日は試合があって、またシンガポールに行って練習がある。ひとつひとつの積み重ねだし、その積み重ねを自分はやっていきたい」

 ジャマイカ戦前日練習後、川島はこう語った。

 9月9日のアギーレジャパン2戦目、ベネズエラ戦で守護神は痛恨のミスを犯した。後半26分、相手DFの放ったほぼ正面のミドルシュートを弾ききれずに後逸。2-2となる同点ゴールを許した。そのミスにより、ハビエル・アギーレ監督は初白星を手にすることができなかった。

 2010年南アフリカワールドカップから日本のゴールを守り続けている守護神だが、これまで第2GKとして虎視眈々とその座を狙い続けてきたGK西川周作(浦和)にジャマイカ戦で先発の座を奪われる可能性が出ている。だが、たとえベンチになっても川島はチームの勝利のために全てを投げ出す覚悟は変わらないだろう。内に秘める強い気持ちはその言葉からひしひしと伝わってくる。

「勝ちにこだわる姿勢、結果にこだわる姿勢を、選ばれた選手全員で見せていけたら」

 必死に前を向くように川島は語気を強めた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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