ヴァーディに振られたベンゲルの標的 名門サントスの19歳の至宝「ネイマール二世」急浮上

違約金は56億円 本人も欧州クラブの打診認める

「(移籍は)両親やチーム次第だ。でも今はサントスで幸せ。これは時間が解決する問題だろう。サントスは僕の家だけど、冷静に決断するよ」

 サントスとの違約金は5000万ユーロ(約56億円)ともいわれているガブリエウは左利きで、高いテクニックと得点力を武器にサントスの攻撃をけん引。現在、チームのエースナンバー10を背負っている。19歳ながら飛び級でU-23ブラジル代表でプレーしていたが、2016年3月にドゥンガ前監督の下でA代表に初招集。先日チリの連覇で幕を閉じたコパ・アメリカ・センテナリオにも出場し、3試合出場1得点を記録した。バルセロナなどが獲得を狙うパルメイラスのMFガブリエウ・ジェズスともにブラジルの将来を担うと期待されている“2人のガブリエウ”の1人だ。

 英国のEU離脱問題を受け、EU外国籍選手の移籍に関する規則が変わる可能性などを危惧する声もあるようだが、ガブリエルが明かしたオファーの中には、セリエAのフィオレンティーナが3000万ユーロ(約34億円)で打診とすでに具体的な内容で打診したクラブも含まれているようだ。王様とよばれたペレやネイマール、ロビーニョといった名選手を輩出してきた名門サントスが輩出した新星はまさに引く手あまたの状況となっている。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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