神戸退団のフェルマーレン「最後のW杯を望んでいる」 去就の決断理由へ海外注目
今季限りでの神戸退団を発表、来年のW杯出場へ欧州クラブでのプレー希望か
ヴィッセル神戸は12月13日、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンの退団を発表した。今季リーグ戦23試合に出場して1得点を挙げていたベルギー代表DFの退団は多くの驚きを呼んだなか、海外メディアは「カタール・ワールドカップ(W杯)出場のため」と、その理由を報じている。
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フェルマーレンは、これまでアヤックス、アーセナル、FCバルセロナ、ASローマといった欧州名門クラブに所属。バルセロナではリーガ・エスパニョーラ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFIFAクラブワールドカップ優勝各1回を経験した。2019年夏に名門バルセロナから神戸に加入し、Jリーグ1年目はリーグ戦8試合でプレーし、天皇杯制覇も果たし、在籍3シーズン目となった今季も中心選手として活躍した。
フェルマーレンの神戸退団について、海外サッカーサイト「BeSoccer」スペイン語版は、「36歳のDFは、彼にとって最後のW杯出場を望んでいる。そのため、より見られる機会の多いヨーロッパクラブに移籍先を求めている。(ベルギー代表の)ロベルト・マルティネス監督の信頼を取り戻し、2022年のカタールW杯に呼ばれるため、ヨーロッパのチームで再びプレーすることを重視しているのだ」と報じた。
ベルギーテレビ局「RTL」も、フェルマーレンの退団を報じる記事のなかで、「フェルマーレンは、代表で85試合2得点の記録を持つ。しかし、日本の新型コロナウイルス対策の影響もあり、代表の数試合を欠場していた。彼がロベルト・マルティネス監督の下でプレーした最後の試合は、1-2でイタリアに敗れた7月2日に行われたEURO2020の試合(準々決勝)だった」と伝えている。
神戸をクラブ史上最高位となる3位に導く主力選手の1人として活躍したフェルマーレン。今後の去就動向に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)