「美しい」 スウェーデン女子、涙のなでしこMFとの“抱擁”シーンが反響「これぞスポーツマンシップ」【名シーン2021】
【サッカー界の名シーン2021】FWアスラニが涙を流すMF杉田妃和と健闘を称え合うシーンをスウェーデン協会公式SNSが投稿
2021年のサッカー界でも数々の名シーンが見られた。今回は東京五輪のサッカー女子の準々決勝、日本対スウェーデンの一場面をプレイバック。「これぞスポーツマンシップ」と評されたスウェーデンFWコソヴァレ・アスラニとなでしこMF杉田妃和の抱擁シーンに着目した。
スウェーデンは東京スタジアムで行われた東京五輪の開幕戦でFIFAランキング1位の“絶対女王”アメリカに3-0と快勝。続く埼玉スタジアムで開催された第2戦でもオーストラリアを4-2で破り、2連勝でベスト8に進出し、宮城スタジアムで行われたニュージーランドとの第3戦にも2-0で勝利して3連勝で首位通過していた。
迎えた日本戦、スウェーデンは開始早々の前半7分に先制。同23分になでしこジャパン(日本女子代表)のFW田中美南のゴールで同点に追いつかれるも、後半8分に勝ち越すと、同23分にはアスラニがPKを決めて3-1と勝利した。
なでしこジャパンはベスト8で敗退。試合後はピッチ上で失意に暮れたが、スウェーデンサッカー協会公式ツイッターは「リスペクト」と綴り、試合直後に撮影された1枚の写真を投稿。アスラニが敗戦に涙を流す杉田のもとへ歩み寄り、ハグをして健闘を称え合った様子を捉えたものだった。
この投稿にオリンピック公式ツイッターが「これぞオリンピック精神!」と反応。国内外のファンからも「美しい人間性」「選手としても人としても尊敬できる」「スポーツの偉大さは国境を超えた」「これぞスポーツマンシップ」など、死力を尽くして戦った両者を称える声であふれていた。
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