「残りの人生でずっと語り継がれる1日」 アイスランド監督がEURO8強進出を果たした選手を称賛
“おとぎ話”を演出する2人の指揮官 イングランド撃破に歓喜爆発
イングランドを撃破し、人口33万人の小国アイスランドが欧州選手権(EURO)初出場でベスト8進出を決めた。二頭体制でチームを率いたヘイミル・ハルグリムソン監督とラーシュ・ラーゲルベック監督の2人は、同国の歴史に名を刻む勝利に喜びを爆発させていた。UEFA公式サイトが2人のコメントを伝えている。
アイスランドは前半4分にPKで失点を許すも、その2分後にDFラグナル・シグルドソン(クラスノダール)の得点で同点とし、同18分にFWコルベイン・シグトルソン(ナント)が勝ち越しゴールを奪った。シュートを18本浴びるなど終盤に攻めこまれたが、そのまま2-1で勝利を収めた。初出場でベスト8まで駒を進めている。
14年のブラジル・ワールドカップのプレーオフで敗れた後に、アシスタントコーチから昇格する形でアイスランドの指揮を執っているハルグリムソン監督は、選手とスタジアムに駆けつけたファンを称賛した。
「ピッチに立っていた選手たちはファンタスティックだったが、それ以上にファンも素晴らしかった。彼らの声援はイングランドサポーターのそれを上回って聞こえていたよ」
「我々はポゼッションの面で改善もできた。我々のベストゲームかも知れない」とチームの出来には充分な手応えを感じている一方、まだまだ伸びしろも残しているようだ。「守備面ではイングランドを相手に問題を引き起こすこともなかったし、何度かチャンスも作った。我々ができること全てを見せたわけではない。さらなるベストゲームをこれから見せることができたらいいね」と力強くコメントしている。
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